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さくらんぼの栄養・効能

さくらんぼの主成分はブドウ糖などの糖質ですが、カリウム、鉄、リンなどのミネラル成分や、カロチン、ビタミンB1、B2、Cなども少しずつ含まれています。

また、酸味は、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、コハク酸などの有機酸です。アメリカンチェリーの赤い色はポリフェノールの一種アントシアニンなどの色素です。

国産ものとアメリカンチェリーを比べると、一般的にビタミン類は国産もの、カロリーやミネラルはアメリカ産のものがうわまっているようです。


高血圧予防に

さくらんぼの果実にはカリウムを比較的多く含まれています。カリウムには体内のナトリウムを対外に排出する働きがあり、高血圧の予防になるほか、利尿作用も期待でき、むくみや慢性腎臓炎等に効果を発揮します。

さくらんぼの軸を煎じた汁を飲めば、その効果も倍増します。


疲労回復に

さくらんぼに含まれるミネラルやビタミン成分の量は多くありませんが、バランスよく含まれているので、疲労回復や食欲増進、血行促進、美肌、疲れ目などに効果があります。

さくらんぼに含まれる鉄分、カロチンは群を抜いています。鉄分は貧血や冷え性、疲労回復に、カロチンは疲れ目や肌荒れ予防、病気の回復に効果があります。


虫歯の予防に

最近のアメリカの研究で、アメリカンチェリーのジュースには、歯垢の形成を阻害して虫歯を予防する成分が含まれている、と報告されています。


μg(マイクログラム)Iu(インターナショナルユニット)

カロリー
(kcal)
蛋白質 脂質 炭水化物 カルシウム リン
54 1.0g 0.2g 糖質 繊維 13mg 17mg 0.3mg
13.2g 0.3g

ナトリウム カリウム ビタミンA B1 B2 ナイアシン
1mg 210mg カロチン A効力 0.03mg 0.03mg 0.2mg 10mg
42μg 23Iu

(可食部100gあたり)



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民間療法

虚弱体質に

さくらんぼ酒を作り、毎日寝る前にさかずき1杯飲むと効果が期待できます。


腎臓病に

さくらんぼの柄には、実よりも利尿作用を促進する成分が多く含まれており、煎じて飲むと腎臓病に効果があることが知られています。

また、この煎じ汁は、回虫駆除にも効果があります。

【煎じ汁の作り方】

さくらんぼのジクを一握り(約30g)を、1リットルのお湯で約10分煮ます。
その煮汁を250gのさくらんぼの実の上にかけ、20分たったら裏ごししてでき上がり。


痛風に

アメリカでは、さくらんぼが痛風に効果があるといわれています。


湯たんぽ代わりに

ドイツでは、古くから民間療法として愛されてきたのが、さくらんぼの種のホットパック(湯たんぽ)。

さくらんぼの種を詰めた袋をレンジで暖めて使います。子どもたちの頭痛や腹痛をやわらげるのに、今でも愛されているそうです。

固い殻が天然の断熱材になり、乾燥させて出来た中の空気が熱や冷気をためるので、効果が長続きします。温熱療法にも使われます。


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